前回、前々回と2回にわたって
ネックストラップの洗濯についてお話させて頂きましたが
ネックストラップを洗って使用するという考えは
まだまだ少ないようです。
試しにストラップ、洗濯などで調べても、
・カメラのストラップ、
・サックソフォーンのストラップ がほとんどで、
普通の一般的なネックストラップの洗濯についての記事は見つけられませんでした。
それだけ、洗って使用する事がない証拠ではないでしょうか。
この際、せっかくなんで洗って使用する考えすらない
ネックストラップを実験的に
そんな洗い方しないだろうという
洗濯方法でを検証してみたいと思います。
真似しないで!こんな洗い方はおススメしません。
前回はネックストラップは、金属パーツが付いておりますので
洗濯機をしようする事は避けた方が良いという話はさせて頂きました。
今回のテストは、あえて洗濯機で洗いましたというような軽いテストではありません。
ストラップに直接的なダメージを与えるであろうというレベルの実験です。
ネックストラップに対しては、本当にハードな洗い方で
こんな洗い方は必要ないと思いますので、真似しないで頂きたいと思います。
ネックストラップをたわしでこすってみました。
一般的なネックストラップは、シルク印刷という印刷方法のモノが代表的ですが、
このシルク印刷のデメリットとして、摩擦に弱いという事が挙げられます。
摩擦に弱いという事は、当然、こすってはダメでうよね。
今回は、そこをあえて、かなり強めの力で洗濯用たわしを使い
ヒモ一本に対して10分程こすってみました。
いかがでしょうか?
一般的な、ポリエステル袋ヒモのストラップの印刷は少し取れてしまいました。
ナイロン朱子は。意外と強く、パッと見では印刷の欠けは見受けられませんでした。
フルカラーのポリエステル平織は、印刷方法が、シルク印刷ではなく、
昇華印刷になりますので、印刷方法自体が違いますので
シルクとの比較にはなりませんが、色褪せもなく、特に大きな変化がなく関心しました。
ネックストラップを「塩素系漂白剤」の中に放置してみました。
こちらのテストは、本当にビックリしました。
「塩素系漂白剤」とは、よく”混ぜるな危険”と書いてるような商品です。
混ぜると有毒ガスが発生するらしので、それ自体の取り扱いにも注意が必要です。
色付きの衣類等にうっかり、
この塩素系漂白剤をこぼしてしまった経験がある方はご存知だと思いますが、
すぐにこぼれた部分の色が抜けてしまいます。
私もこぼした経験があるので、塩素系漂白剤のキツさは承知しておりました。
この強い塩素系漂白剤をなんと水で薄めないで
濃度100%で約30分放置してみました。
テストした、
ストラップの素材自体がポリエステルやナイロンだったので
綿素材ほどの色の変化はないかなぁと予想しておりましたが
色褪せは、絶対すると思っておりましたので
結果には、驚かされました。
いかがでしょうか?
一般的な、ポリエステル袋ヒモのストラップの印刷の輪郭部分に少しクラックが入りました。。
今回もナイロン朱子は。意外と強く、パッと見では印刷の欠けは見受けられませんでした。
一番驚いたのは、フルカラーのポリエステル平織です。
予想では、濃度100%なので、全体的に必ず色褪せするだろうと考えておりましたが
色褪せすらなく、特に大きな変化がなく驚きました。
あと、全く3本共に問題がなかったので補足的な紹介になりますが
ソフトな検査として重曹に約6時間付け置きしました。
こちらは、今回のテストでは生地・印刷共に問題が見受けられなかったので
自分が今後、洗う場合は利用してみようと思いました。
3回にわたって、ネックストラップは洗えるんですよという事で
実験も含めて、洗う事をテーマにお話しさせて頂きました。
記事を読んで頂いた方には、
ネックストラップを洗わないで継続使用すると
どのようになるのかも分かって頂けたと思います。
そして、普通の衣類同様に簡単に洗って頂ける事も理解して頂けたんではないでしょうか。
